これまでアイデンティティ(Indentity)機能では、初回に読み込んだエンティティ(Entitites)を登録したあと、差分が検出されるたびに、アイデンティティへのリンクが必要でした。また、アイデンティティを削除するには、全てのリンクを解除する必要があり、結構面倒臭い作業でした。今回のリリースEntitiesとして登録されるデータソースのうちから、1つを、マスターとして指定できるようになりました!データソースでマスターとしてそれらを指定すると、Cygieneは、以後、それを基準に アイデンティティを管理してくれます。アイデンティティ画面には「リンク済(Linked)」「新規(New)」に加えて「消失・退職(Deprecated)」「無視リスト(Ignored)」も表示されるようになりました。Cygieneの振る舞い例えば、Google Workspaceを人事マスターにしたり、Spreadsheetを人事マスターにしているケースがよくあると思います。その場合、 人事マスターに新たなデータが追加された場合→自動的に「アイデンティティ(Identity)」として追加 人事マスターからアカウントを消した場合→アイデンティティリストから自動的に削除され「消失・退職(Deprecated)」に表示されるようになります。その他の仕様などマスターの指定 データソース(Data Source)から選択して、設定することができます。 マスターは1つしか指定することができません。従来通り、マスターに指定されていないデータソースで新たなアカウントが検出された場合 Cygieneは自動で紐付けを試みます。 紐付けができなかった場合には「新規(New)」として表示されます。マスター指定を別のデータソースに変更した場合 次のデータ取り込み時からそちらをマスターとして処理します 新たに指定されたデータソースで、新たにエンティティが発見されたり、エンティティが消失すると、その変化にもとづいてアイデンティティを自動更新します。 2022年9月現在、新たに指定されたデータソースが一度もエンティティを取り込んだことがない場合、Cygieneは全てのエンティティを新たなエンティティとみなします。そして、紐付け処理がスキップされ、全てを新しいアイデンティティとして追加します。マスターを指定しない場合 従来通り、マスターを指定しないでご利用いただくことも可能です。